葬式に見る地域の特色
2009年3月16日 日常日曜夜に、義伯父(母方の伯母の夫)が亡くなったので月曜が通夜で火曜が葬式だと連絡がありました。
今日の午後半休+明日の忌引休を取得して、神奈川県大和市へ。最寄り駅に到着して、先行している母に電話をすると、自宅近くの公民館で通夜をやるとのこと。
会場に到着し、喪主の伯母に挨拶。受付に香典を渡して記帳。続々集まるご近所さんに親族の一員として頭を下げ続ける。時間になって「ごっしゃん」(うちの実家では和尚さんのことをこう呼ぶ)が到着し、読経を聞いて焼香して南無阿弥陀仏をみなで唱和、戒名をいただいてから宴席へ突入。2時間ほど故人の思い出話をしてから解散。明日の告別式は14:00から同会場で行われ、その後に出棺です。
……これは、通夜じゃなくて葬式ではないか?
話を聞いたところ、この地方では通夜に出れば葬式(告別式)には出なくても構わないんだそうで。地方によって変わるものですね。
私の実家だと、通夜には自宅に親族が集まり、故人の思い出を夜通し語り合うもの。ごっしゃんは呼ばないか、呼んでもごく短い枕経のみ。ご近所さんが香典を持って挨拶にきても記帳なんかしません。
一夜明けてから棺を火葬場に運び、お骨になってからが葬式の本番。自宅に戻り(最近は斎場に併設されているセレモニーホールでやるのが主流ですが)香典の受付をし、ごっしゃんの長い読経(葬式+初七日をセットでやってしまうため)を聞いて焼香、最後にお斎の席を設けます。
義伯父が千葉・館山の出身で(相浜の網元が実家)、本人の希望でそちらの本家の墓に入れてもらうことになり、ごっしゃんも館山にある菩提寺(浄土宗)からお呼びしました。
宴席で「南無阿弥陀仏を10ぺん唱和するのがうまくて驚いた」と仰っていましたが、私は父方も母方も浄土宗なので慣れたものです。
でも、「なむあみだぶ*4+ひと呼吸」を2セット、9回目だけ「なむあみだぶつ」と「つ」が付いて10回目は「なむあみだぶ」に戻るのがイントネーションまでまったく同じでした。ここは独自色がなく、逆におかしかったです。
館山では出棺前に花を添えるときと棺に釘を打つとき、故人の足元から近寄って右回りに棺の前を回るんだそうです。お釈迦様が入滅するときに動物たちが頭北面西(いわゆる涅槃像のポーズ)の周囲を3巡りしたという故事から3週するのが正しい作法で、時間短縮のために献花で1周釘うちで1周の2週ショートバージョンもあるのだとか。
これはうちの実家にはない風習ですね。
今日の午後半休+明日の忌引休を取得して、神奈川県大和市へ。最寄り駅に到着して、先行している母に電話をすると、自宅近くの公民館で通夜をやるとのこと。
会場に到着し、喪主の伯母に挨拶。受付に香典を渡して記帳。続々集まるご近所さんに親族の一員として頭を下げ続ける。時間になって「ごっしゃん」(うちの実家では和尚さんのことをこう呼ぶ)が到着し、読経を聞いて焼香して南無阿弥陀仏をみなで唱和、戒名をいただいてから宴席へ突入。2時間ほど故人の思い出話をしてから解散。明日の告別式は14:00から同会場で行われ、その後に出棺です。
……これは、通夜じゃなくて葬式ではないか?
話を聞いたところ、この地方では通夜に出れば葬式(告別式)には出なくても構わないんだそうで。地方によって変わるものですね。
私の実家だと、通夜には自宅に親族が集まり、故人の思い出を夜通し語り合うもの。ごっしゃんは呼ばないか、呼んでもごく短い枕経のみ。ご近所さんが香典を持って挨拶にきても記帳なんかしません。
一夜明けてから棺を火葬場に運び、お骨になってからが葬式の本番。自宅に戻り(最近は斎場に併設されているセレモニーホールでやるのが主流ですが)香典の受付をし、ごっしゃんの長い読経(葬式+初七日をセットでやってしまうため)を聞いて焼香、最後にお斎の席を設けます。
義伯父が千葉・館山の出身で(相浜の網元が実家)、本人の希望でそちらの本家の墓に入れてもらうことになり、ごっしゃんも館山にある菩提寺(浄土宗)からお呼びしました。
宴席で「南無阿弥陀仏を10ぺん唱和するのがうまくて驚いた」と仰っていましたが、私は父方も母方も浄土宗なので慣れたものです。
でも、「なむあみだぶ*4+ひと呼吸」を2セット、9回目だけ「なむあみだぶつ」と「つ」が付いて10回目は「なむあみだぶ」に戻るのがイントネーションまでまったく同じでした。ここは独自色がなく、逆におかしかったです。
館山では出棺前に花を添えるときと棺に釘を打つとき、故人の足元から近寄って右回りに棺の前を回るんだそうです。お釈迦様が入滅するときに動物たちが頭北面西(いわゆる涅槃像のポーズ)の周囲を3巡りしたという故事から3週するのが正しい作法で、時間短縮のために献花で1周釘うちで1周の2週ショートバージョンもあるのだとか。
これはうちの実家にはない風習ですね。